「宇宙からの目」でインフラをー気に点検！「合成開口レーダによるインフラモニタリング」

摘要

2014年、日本電気株式会社の「合成開口レーダによるインフラモニタリング」が、内閣府のSIP【戦略的イノベーション創造 プログラム】に採択された。人工衛星に搭載した合成開口レーダでデータを収集·解析し、広範囲にわたるインフラの経年変 位をモニタリングするという技術で、国内のみならず海外からも注目を集めている。社内精度評価試験でミリ単位での計測 精度(mm /年)が実現可能と実証され、工事や自然の影響で生じる地盤沈下といった調査での活用も期待されている。採択 から2年を経た現在、同モニタリング技術は更なる進化を遂げ、施工性や経済性の向上と共に、様々な高性能をあらためて実 現。更なる拡大展開が待望されている。日本電気株式会社電波•誘導事業部主席技師長村田稔氏、並びに同事業部セ ンシングシステム推進室マネージャー石井孝和氏に伺った。