区画整理後の新しい都市空間のイメージ共有手法の開発

摘要

事業実施と併せた街の将来空間イメージを広く情報発信でき、住民や来街者がイメージ共有するための手法を提示した。当該地区の住民やTMOからは、テナント誘致活動を行う際に空間イメージを共有しやすくなったという評価があるものの、アンケート結果から、空間イメージ共有支援ツールは、若い人に使いやすく、年齢が高くなるにつれて使いにくい傾向があり、今後は、高齢者に対しても、容易に操作が可能なツールの改良が必要であろう。また、全体的には、「CGアニメーション機能」の方が、VRによる「仮想空間体験機能」より若干空間をイメージしやすいという評価となった。しかし、仮想空間体験中において、瞬時に店舗情報が得られる点では、効果的であったと言えよう。