リング拘束供試体を適用したポリマーセメントモルタルの高温下の爆裂性状に関する検討

摘要

コンクリートの爆裂性状を評価する方法として，リンrnグ拘束供試体を用いた爆裂試験方法が提案されている1)。rnこの試験方法は，一定の拘束条件下で加熱し，拘束応力rnと水蒸気圧から爆裂性状を評価できる点に特徴がある。rn図1 にリング拘束供試体を，図2 に引張ひずみ破壊のイrnメージをそれぞれ示す。本試験において，爆裂は拘束応rn力（σxy）の発生に伴い面外方向の引張ひずみ（εz）が生じ，rn引張ひずみ破壊が起点となり，さらに水蒸気圧等の圧力rnが加わり破壊片が弾き飛ばされる現象であると説明してrnいる。また，爆裂発生メカニズムに基づき，破壊プロセrnスと爆裂プロセスの2 つの爆裂発生指標が提案されていrnる。図3 に爆裂発生指標を示す。本論文は，ポリマーセrnメントモルタル（PCM）で作製したリング拘束供試体のrn爆裂試験結果から，爆裂発生指標をPCM に適用できるかrn確認した。モルタルは，市販品のPCM と，比較用の普通rnセメントモルタル（NCM）を用いた。