ユニットの独立性の観点からみた児童養護施設の空間特性に関する研究

摘要

近年、わが国の児童養護施設は個別的なケアや家庭的な生rn活を推進するため、生活単位の小規模化が進められており、rn子どもが生活する上での効果も認められている。一方、小規rn模化によりユニット空間が互いに独立し、その中で生活が完rn結するため、職員の孤立感やユニット集団の閉鎖性等につなrnがる危険性も指摘されている。これらの問題軽減のため建築rn的な提案として、ユニット外を活用した生活空間のあり方がrn模索されはじめ、その効果も報告されている文1）。しかし、ユrnニット型施設においてユニットがどの程度独立しており、まrnたどの程度共用空間と関わりを持っているかという点は明らrnかではない。そこで本研究ではユニット型施設の全国的状況rnに関する既報文2）に続く分析として、ユニットの独立性の観rn点から児童養護施設の空間特性を明らかにすることを目的とrnする。