天井の地震被害のモニタリング方法に関する研究カメラ画像を用いた方法に着目して

摘要

近年建築業界では、非構造部材の耐震性がより注目さrnれてきている。これには、平成23 年東北地方太平洋沖地rn震でホールの天井の落下により死者が出たことや、平成rn28 年熊本地震で体育館の天井の落下により避難所が一部rn使えなくなったことなど、非構造部材の被害による実害rnが顕在化している背景がある。rn非構造部材の被害には、避難所として使うなど機能維rn持のために早急な判断が必要となる場合がある。しかしrn現状では現場での目視による調査しか判断する方法がなrnい。特に天井は、高所から落下した場合に人命に関わるrn上、防災拠点や避難所などの利用に際して安全性の確認rnが必須かつ急がれるが、高所の天井の裏側の確認が難しrnいため、地震被害を早期発見するための目視以外の方法rnが必要だといえる。そこで本研究では、天井の地震被害rnのモニタリングについて検討し、その中でも特にカメラrn画像を用いた方法について調査・分析し、有効な方法をrn見出すことを目的とした。