25水酸化ビタミンD[25(OH)D]， 1 α，25水酸化ビタミンD[1,25 (OH)_2D]

摘要

ビタミンDは食物から吸収されるか,紫外線への曝露により皮膚で合成される.ビタミンDは，肝臓で25位に水酸化を受け25水酸化ビタミンD[25(OH)D]となり,次に腎臓で1α位に水酸化を受け1α,25水酸化ビタミンD[1,25(OH)2D]へ代謝される.1,25(OH)_2DがビタミンDとしての生理作用を発揮するため，血中1,25(OH)_2D濃度はホルモンとしてのビタミンDの生理活性を反映している.一方,血中25(OH)D濃度は，ビタミンDの充足状態の評価に用いられる.