特許の価値と企業競争力イノベーショ　ン戦略との関係

摘要

1．はじめにrn　特許法の起源は1474年3月19日Veniceで始まったrnとされる。その内容は，①特許要件を満たしたものrnに独占権を付与，②目的は発明の促進と新しい技術rnの導入，③新規性（ただしVeniceにおいての）④実rn用性（単なるアイデアはダメ）⑤有用性を基準としrnた審査，⑥存続期間は10年，⑦特許侵害への法廷でrnの対応，など現代の特許制度とほぼ同じ構造を持っrnていたことは驚異的といえる。現在の特許制度がこrnれほど古い起源を持つということは，人間と社会とrnの関係の中で発生する発明というものの取り扱いにrnは普遍性があり，時代が変化しても大きく変化してrnいないことを示していると思われる一方，実は社会rnの変化には追従していないため，当初の制度目的がrn機能しなくなっている可能性をも示唆する。