才ランダで「ROAD2019」開催 事例報告と議論を展開

摘要

自動運転への期待は高いが、完全自動運転、つまりどのような状況でも運転を車両に任せられるレベル5の実現の日は見えてこない。自動運転技術の社会受容を論じる国際シンポジウム「ROAD2019J(7月1、2日オランダ•へルモンド)でも、完全自動化は考えず、一部自動化をいかに円滑に実施するかが議論の中心となっていた。研究側が控えめな予想となる一方で、行政の後押しは目覚ましい。オランダは、7月1日から公道での無人走行実験を許可し、運転者(添乗員を含む)不在の実験が可能になった。裏返せば、2019年にやっと無人走行実験が始まるわけで、完全無人化はまだまだ試すことがあることを示している。