ホールアシスト型ホーリーファイバ用コネクタ技術の開発

摘要

従来の光ファイバとは異なった手法の光導波構造をもったホーリーファイバ（Holey Fiber:HF）のrn一種であるホールアシスト型HFのコネクタ化にとって重要なファイバ端末部の空孔封止処理技術の検討を行い，rn接続特性に対して空孔封止材の屈折率と充てん長が大きな影響を与えることを，理論的及び実験的に検証した．rnその結果，封止材の屈折率をタラツドの屈折率近傍以下に保つことで接続特性が安定することを明らかにした．rnまた，本知見を生かした紫外線硬化型樹脂による空孔封止法を検討し，HF用光コネクタ技術を開発した．開発rnした光コネクタの伝送特性は従来のSMF用コネクタと同等で，更に，その信頼性についてもTelcordiaGR-326rnに準拠した環境試験を満足することを確認し，実用上も十分な特性であることを報告する．