伊藤忠、商用EVグローバル展開へ中国企業と提携ASEAN各国で総合リースサービス展開

摘要

伊藤忠商事は、中国·深圳の出資先企業「地上鉄租車(深圳)」と、戦略提携協議書を締結した。数年以内に、日本を含むASEAN各国にて商用電気自動車(EV)の導入·運営管理を一括で請け負う商用EV総合リースサービス事業の設立を目指す。提携協議書の締結に基づき、海外展開専門の共同チームを立ち上げ、早期の事業展開を視野に入れる。すでに日本およびシンガポール向けではパートナー選定·事業検証が進hでおり、今後はほかのASEAN地域においても、同様の協議を各国パートナーと開始することを計画している。伊藤忠商事は2018年に地上鉄に出資参画し、中国国内での事業拡大に寄与すべく協業を進めてきた。地上鉄は2015年の設立以降、世界最大のEV巿場である中国で、EV物流車に特化した総合リースサービス事業を展開。現在は中国全土約200都巿にて4万台の商用E Vを管理·運営する業界最大手となっている。両社は、地上鉄が中国国内で培った車両選定·調達能力、EVおよびバッテリー管理システムなどのハード·ソフト面のノウハウと、伊藤忠商事の海外ネットワークを活用し、共同で海外での事業展開を目指す。