三菱重工、ターボデンがエジプトでバイナリー設備受注2万8,000kW、ガスタービン排熱活用し発電

摘要

三菱重工業は、ィタリァのグループ会社であるターボデン社が、エジプトのダハシユールにあるパィプラィンの天然ガス圧送を補強するガスタービン駆動のガス圧送ステーション向けに、ガスタービンの排熱を有効活用する独自の有機ランキンサイクルを用いた1万4,000kW級のバイナリー発電設備を2基、合計2万8,000kWを受注した。2022年半ば頃の運転開始を予定している(文中画像はターボデン社のHPより)。ェジプトガス公社が導入する今回のシステムでは、既存ガスタービン4基と、今回シーメンスエナジー社が供給するガスタービン1基から出る排熱を利用し、バイナリー発電設備での発電を行うことでステーションの圧縮ガス能力と全体効率を向上させ、CO_2排出削減に寄与する。年間1億9,200万kWhの電力を創出し電動コンプレッサに供給すると同時に、今まで発電のために使われていた年間6,500万m~3以上の天然ガスを節約し、年間12万トンのCO_2排出量削減につながる。