ルネサス、北京の半導体工場に新棟建設/マイコン後工程拡大

摘要

ルネサス　テクノロジは、マイコン生産能力拡大のため、北京の半導体後工程工場「Renesas Semiconductor（Beijing）Co., Ltd.」（RSB）に、約40億円を投じて新棟を建設する。26日にRSBで新棟建設工事の起工式を行う。ルネサスは、コア事業のマイコンの生産を拡大し、現在の同世界市場シェア約25%（自社推定）を30%に伸ばし、世界No.1のポジションをより強固にする計画。成長を続ける中国のマイコン市場に最適な製品を提供し、シェア向上の原動力とする。一方、ルネサスは半導体後工程拠点の整流化を進めており、ボリュームゾーンの製品は海外生産にシフトし、製品のコスト競争力を高めている。