食品検査受託機関の現場から

摘要

当所は，昭和54(1979)年に三重県より設立の許可を受け，食品の検査業務を開始した.昨年，検査業務35周年を迎え，新たに検査棟を建設し，役職員一丸となって，さらなる飛躍のために歩み始めたところである.非常に近隣ではあったが，2か所に分かれていた検査施設を1か所に集約できたこともあり(写真1)，本年年始には，理事長から「インテグレーション(統合)」という言葉がキーワードとして全職員に対して発信された.以降，組織全体，各部門，各自において，この言葉を解釈し，目標を設定し，行動を開始しているところである.新たに検査棟を建設するにあたっては，その構想の段階から，そこに働く職員が「誇りと絆」を持って職務に当たれる検査施設とすることを目標に置いてきた.