マテリアルフローコスト会計の深化と拡張の方向性一日本ユニシスサプライ㈱のケースを中心とした考察

摘要

マテリアルフローコスト会計（MFCA）の貢郵は．廃棄部材の削減のみならず．生産現場における原価低減lこも及ぶ。とはいえ．当該手法の本質を環境保全への役立ちに求めるのであれば，その特徴の深化を図ることが大きな課題として浮上してこよう。本稿では．MFCAの革新につながる三つの課題を識別したのち，とくに前述の環境管理会計手法としての特徴の深化を具現化する試みとして，カーボンフットプリント情報を組み込んだMFCAの適用事例を紹介し，検討を加える。