中国の新シルクロード戦略と原子力: 英国に最新'国産原発'を輸出へ

摘要

中国政府は4月15日、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の創設メンバーが57カ国に達した、と発表した。G7(先進7カ国)では、日本、米国、カナダを除く4カ国が参加したが、カナダもAIIBへの参加を前向きに検討している。AIIBと対を成す中国の「一帯一路」構想(陸と海のシルクロード)の海のシルクロードの終点と位置付けられている英国に国産の第3世代原子炉「華龍一号」(PWR、116万kW)を建設する計画が具体化してきた。パキスタンとアルゼンチンに「華龍一号」を輸出することも決まった。