DTJ ニュース

摘要

防衛技術協会では、これまでに防衛知識の高揚ならびに官民の防衛技術の交流促進を目的とした公益活動を行ってきたが、その一環として10月14日、東京都新宿区のグランドヒル市ケ谷において「2016防衛技術セミナー～防衛装備の研究開発の現状と将来」を開催した(右写真)。講師には、防衛装備庁技術戦略部長の野間俊人氏をお招きし「防衛装備品等の研究開発と防衛技術戦略について」と題する講演が約2時間にわたって行われ、当協会の各部会関係者多数が聴講した。野間部長は講演で、昨年発足した防衛装備庁の役割や将来展望のほか、特に先端技術のデュアルユース化、国際共同開発の拡大、装備の高度化に伴う研究開発費の高騰等を踏まえた将来有望な基礎研究段階の技術育成や先端技術の安全保障分野への活用強化が必要だと訴えた。