浅間モーターフェスティバル

摘要

この6月、初めて公道封鎖を獲得して大成功を収めた『浅間ヒルクライム』主催者か同じ浅間山麓で新たなイベントに乗り出した。ヒルクライムの高峰高原とは浅間山を挟んだ反対側、嬬恋村にて『浅間モーターフェスティバル』を、かの英国『グッドウッド・フェスティバル•ォブ・スポーツ（FOS）』のようなイベントを目指して初開催したのだ。かって日本の各メーカーが共同で建設した『浅間テストコース』や、高橋国光をはじめとする名レーサーを数多く輩出した2輪レース『浅間火山レース』のコースに隣接するという、まさに日本モータースポーツの聖地で行われるこのイベントには、日産自動車のヘリテージコレクションから、この地でテスト走行が行われ、1971年サファリラリーで優勝したダットサン240Zそのものが、しかも現役ドライバーたる松田次生選手のドライブで参加。また1974年に、桑島正美がヨーロッパ武者修行に愛用したマーチ742BMWや、1980年代末の富士GC選手権でエイエ・エルダが活躍した、3ローター搭載のローラT88/40マツダなど、日本のモータースポーツ史を彩ってきたマシンたちが続々出走したのだ。