ルイジ•マルミローリ、サンタアガタへ

摘要

「ディアブロでは手こずったね。あの時、無理やり、1/1モックアップを彼の別荘の庭へ置いてこなかったら、ディアブ口は誕生しなかったかもしれない」と、遠い昔を回想するようにマルチェロ•ガンディーニに語り掛けるのは、今回の主人公ルイジ•マルミローリだ。イタリア•トリノ近郊の山間部にあるガンディーニの整然としたスタジオには、最新の仕事への取り組みが所狭しと並んでいるが、ふたりの気持ちはディアブロの開発が行われたおよそ30年前に戻ってしまっているかのようだった。