病棟から福祉拠点へのコンバージョン: 岡山県総合福祉・ボランティア・NPO会館「きらめきプラザ」

摘要

社会生活をとりまくさまざまな環境の変化から、福祉サービスへのニーズは年を追うごとに多様化し増大している。一方で、経済環境の低迷による財源不足が深刻化し、福祉に関連する行政予算は抑制の傾向にある。当計画は、築後43年を経た旧国立岡山病院病棟建物の機能•環境•デザインすべてを生きかえらせるダブルフレーム構法を開発し、民間と行政が連携した県民総参加によるいきいきとした社会づくりと、確かな福祉社会の実現を目指した福祉の総合拠点として「岡山県総合福祉・ボランティア・NPO会館きらめきプラザ」をコンバージョンにより実現したものである。