サーツニュース

摘要

北米の技術基準をベースにスタートした枠組壁工法がオープン化されてから，間もなく半世紀になろうとしている。当初は，木材規格についてはほぼ100%が北米•カナダ産の使用であったこともあり，「ツーバイフォー材のJAS」は制定されたものの，木材の適用基準は，他の技術基準と同様に北米の基準をべースとして法制化された。その後，枠組壁工法は順調に普及を遂げ，住宅からさまざまな建築に進出，大型化•防耐火性能の向上など需要に合わせた性能向上，合理化を目指し，構造基準•構造材料開発などの技術改革が，一歩一歩進められてきた。このような流れの一環としてこのたび，林野庁の助成を受け「枠組壁工法における国産材床工面開発事業」に取組むこととなった。