エマ＝ユエル・ボードウワン、ロラン・ボードウワン、オレリー・ユツソン

摘要

ナンシー郊外の住宅地に建てられたモンテrnギュ中学校は、長細い敷地にあり、その一rn方には美しい山々の景色を望む。同じ敷地rn内でも地面が平坦な東側と西側とでは、著rnしい高低差がある。この高低差を利用して、rn低層部に教員用宿舎5棟を滑り込ませ、校舎rn内からの展望を妨げないようにした。ついrnでに宿舎例のプライヴァシーも守られる。rnこの校舎の原点は、ドーム型空間にある。rn具体的には、非主流派のモダニティによるrnドーム型空間のタイポロジーであり、さらrnにいえばホセ・ルイ・セルトやアントニオ・rnボネの系譜に連なる地中海建築のそれであrnる。というと、どこか場違いな感じがするが、rnしかしながら建築にはこの手の異国趣味がrnつきまとうものである。だからこの異国趣rn味は着想源の一部にして、往時から南欧にrn日を向けてきたナンシーとその一帯を結びrnつける文化的な絆でもある。%The Montaigu College is built on the outskirts of Nancy, in a residential area on an elongated site with a view on one side towards a landscape of beautiful hills. The eastern side of the site is flat and there is a significant difference of level to the west. This difference of level allows the five teachers' lodgings to be located in the lower part without obscuring the college's view of the horizon. This position assures the privacy of the lodgings from the college.