公共交通の連結： デンヴァー•ユニオン駅

摘要

米国の中西部、ロッキ一山脈の麗に位置するコロラド州の人口約55万人の州都デンヴァ一のユニオン駅は、19世紀末には大陸横断鉄道の中继地として栄えるも、20世紀以降の自勖車や航空機の発達とともに寂れ、駅裏には広大な廃鉄這ャードが残されていた。それが2001年よリはじまる駅周辺整備によって大きく変貌し、鉄道機能の拡充とともに1914年築で74年に米国の歴史登録財に指定された駅舎は2016年に全面改修ざれ、周囲はLR丁駅や地下バス·ターミナルを併設した交通結節点に生まれ変わった。特に鉄道は頭端式ホ一ム5面8線の上空に卜レイン·シエツドと呼ばれるテント状の大型キゃノピ一が設けられ、中央の4、5番線をアム卜フック、1～3番線を通勤電卓Aライン、6～8番線をBラインが入線する。駅舍はホテルやロビー、飲食店などの複合旅設となっている。ちなみにデンヴァ一空港へはAラインの延伸により37分で直結されている。また西側2街区先にはLRT(C、E、Wライン)の島式ホー厶1面2線(11番線、12番線)が設けられ、鉄這駅との間は地下に22本の乗場を有するバス·ターミナル、エレヴェータ、エスカレータも併設ざれ、双方をつなぐ約300mの歩行者専用乗換通路をも兼ねている。そのパスターミナルには東側のダワンタウンを走る2系統のフリー·モールライド(無料バス)も乗り入れし、長距離バスや近郊連絡バスなどとも連携している。SOMがこのプロジェクトの建築デザイン、構造、マスタ一プランを担当した。