公共建築のあり方そのものを「再整備」せよ唐突な発表で市民との議論を尽くさない京都市の姿勢に疑問

摘要

前川国男の設計により1961年に建てられrnた京都会館は、開館から50年を迎え、建rn物、設備全般にわたる老朽化を理由として、rn京都市による大規模な再整備が検討されてrnいる。再整備については2005年に京都会rn館再整備検討委鼻会が設けられている。そrnの場で京都会館再整備の基本的な方向性rnに関する意見書が作成され、十分とは言えrnないまでも議論が重ねられてきた。rn　しかし2010年末に突如「京都会館を日rn本最大級のオペラホールに改修」という報rn道があり、多くの市民が関心を持つようにrnなった。さらに年が明けると、株式会社ローrnムが京都会館のネーミングライツを50年間rn52億円で購入するという話が、これもまたrn突如発表された。メディアでは、交渉や手rn続きの不透明さとともに、京都会館の再整rn備問題が大きく取り上げられることになっrnた。2011年1月25日～2月24日にはパブrnリックコメントも募集された。