研究室対象の実施コンペアイデアとともに土地を販売「学生に負担をかけすぎでは」

摘要

東海4県内の大学·高等専門学校の研究室を対象にしたコンペ「未来の風景をつくる」は、9月7日、公開プレゼンテーション·審査によつて最優秀賞に名古屋大学脇坂圭一研究室の案を選び、終了した。愛知県日進市の実際の土地(総面積766.94m~2)に建てられる3軒の家の設計案を募ったもので、今後、最優秀のアイデアとともに土地を売り出し、クライアントが決定してから建設する。応募した研究室は19(後日2研究室が辞退)だった。弊誌10月号「地域の話題中部」では、東海圏を若い学生とデザインの力で盛り上げる試みだと紹介した。その後、参加者からは「良い経験になった」「面白かった」「公開審査での審査員の話は、建築を考える立ち位置を学生に示してくれた」という評価がある一方、「学生に負担をかけすぎではないか」「販促活動まで学生にこなせるのか」「設計料は研究室に支払われるが、不動産の売買手数料はどうか」といった疑問、不安の声も聞こえてきそ。