家披楽喜: 住宅放浪記

摘要

入居者を更地の段階で募集して、住み手が考え、つくり、住む、店舗付き3階建て長屋。なんと賃貸住宅である。ご飯よ。という声が聞こえてきそう。この日の「運ぶ家」には海苔とご飯の香りが漂う。店子の類さんが商う「たぐい食堂」が来場者におにぎりをふるまう。羽釜の強い火力で炊き上げたご飯は、弾力がありお米の香りが口内で続く。ふんわりとろける食感がよしとされる昨今だが、個人的にはおにぎりにもプリンにも噛み応えがほしい。店子のもう一組は、手作り軳の「yamamoto store」。ショップ、カフェを併設予定。