ネパール大地震による被害を調査して

摘要

「カトマンズの渓谷」とはネパールの首都カトマンズのある盆地一帯のことで、12世紀から18世紀にかけてヒンズー教の寺院などが建設され、1979年にユネスコの世界遺産に登録されている。通称はカトマンズ盆地と呼ばれており、登録のカテゴリーは文化遺産である。4月25日のネパール大地震で、カトマンズ盆地も被害を受けた。地震の大きさは米国の地質調査所(USGS)によればM7.8と推定されている。その後余震が続き、5月12日にはM7.3の余震が発生し被害を広げた。ネパールはインドプレートとユーラシアプレートの境界上にあり、わが国と同様、地震の多い国であり、過去の大規模なものとしては、1934年にビハール·ネパール地震(M8.1)が発生している。