13. 消費者から見た取扱い表示

摘要

家庭用品品質表示法は1962年5月に公布され，繊維製品のみならず電気機械器具•合成樹脂加工品•雑貨工業品を対象とする，当時の時代の要請にこたえた法律である.一方IS03758に基づく取扱い表示は1991年に制定され，その当時よりJISとの整合化の検討が行われてきた.JISとISOは，ねじ•クレジットカード•用紙の大きさなど，身近なところで多くの規格が整合され利便化が図られているが，取扱い表示の整合化は消費者が自ら活用しなければならない事例になる.そのため，NACS((公社)日本消費生活アドバイザー•コンサルタント•相談員協会)の会員として消費者啓発用の資料作成に関わり感じたことと，一方で洗濯するときに，高い年代ほど絵表示を参考にしているとの調査結果があり，海外と国産の商品に同じ取扱い表示がつけられることで若い世代でも取扱い表示を見る習慣がつくことに期待しながら，表示記号ごとに消費者の目線で意見を述べたい.