Bassモデルを用いた日本国内外における天然ガス自動車普及に関する研究

摘要

シエールガスに代表される非在来型天然ガスの商業開発による世界の天然ガス埋蔵量の急増が進んでいる.2013年世界エネルギー報告書により,2035年での天然ガス需要量は1980年に比べて200%まで増加すると予測された.そのため,日本では天然ガスシフトの課題として計画や取組みも作り始めた.中の一つ重要な課題とし,天然ガス自動車(NGV)の普及も重視されるべきであろう.本研究では,日本国内外におけるNGVを対象した普及モデルを試作し,普及予測を行うものである.目的として次のような問いに答えることを掲げた.1.NGVは今後国内では2050年までどの程度,普及が進むか.2.国内の環境をどうのように調整すればNGV普及数を最大に促進できるか.3.イラン,中国.パキスタン等のようにNGVが大量普及する12カ国へ同じ普及モデルを適用すればそれぞれの普及台数はどうなるか.