旧令共済病院新入事務職員研修の試み

摘要

旧令共済病院における事務職員の採用については，統一された選考基準が存在しないことから，各病院の裁量により行われており，これが各病院における事務職員のスキルの差として顕在化している.旧令共済病院事務部長会においてはこの傾向に歯止めをかけるための方策として，新入事務職員の全体研修を実施することが提案・決定された.第1回を横須賀共済病院において担当することとなり，各病院の協力を仰ぎながら開催準備を進め，平成25年4月8日から24日に亘って14名の受講生に対し，座学・実習•演習等，範囲や実習形態が多岐に亘る研修を実施した.研修の状況や研修後のアンケート等からは概ね良好な結果を得ることができ，今後も継続を希望する声が多く聞かれたことから，平成26年度以降についても各病院の持ち回りによる実施が決定された.