電界放出電子源の製作技術を利用した高密度実装エ クトロスプレースラスタの試作

摘要

近年，数10 kg級の超小型人工衛星の開発が盛んであり，その性能も向上している．超小型人工衛星は低コストかつ短期間で開発することができるので，中小企業や大学もプロジェクトに参入することができる1)．例えば，東京大学とNext Generation Space System Technology Research Association (NESTRA) によって共同開発されたHODOYOSHI-4が2014年に打ち上げられた2)．JAXAも小型人工衛星を打ち上げるための小型ロケットを開発しており，日本における超小型人工衛星を開発する動きはより活発になると考えられる．