農業機械のロボット化

摘要

日本の農業は農業就業人口のうち基幹的農業従事者の数が減少傾向にあり[1]，また，その年齢構成も高齢化が進み65歳以上がおよそ6割を占めているため[1]，若い世代の就農を促し，従事者の増員および定着を図る方策が議論されている．このような状況にある中でも農業の国際化が進hでおり，農業が国際環境下におかれても持続的に維持・発展できるよう人工知能やIoTを活用して生産性や競争力の向上させるため，革新的技術開発・緊急展開事業（うち人工知能未来農業創造プロジェクト）が措置された．その中で立命館大学が研究代表機関となり，キャベツ・タマネギを対象として，防除・収穫・運搬・集荷のロボット化・自動化を目指す「露地野菜の集荷までのロボット化・自動化による省力体系の構築」において開発した農業ロボットについて紹介する．