不整脈患者に対する自動車運転に関する意識調査と効果的な患者指導法の確立

摘要

我が国では年間約6万人が心臓突然死している。その原因の多くである致死性不整脈患者に対し、植え込み型除細動器(Implantable Cardioverter Defibrillator:ICD)や両室ぺーシング機能付植込み型除細動器(Cardiac Resynchronization Therapy-Defibrillator:CRT-D)植え込み術を行うことは、生命予後を改善すると言われている。しかし、ICD/CRT-D植込み後は、自動車運転が原則禁止であり運転の許可には、医師による診断書の提出が必要である。そのため、医療者は自動車趣云に関する説明を十分に行い、患者及び患者家族は、自動車運転に関する法制度を正しく理解する必要がある。ICD,CRT-D植え込み患者に対して、自動車運転に関する現状調査を行い、制度の理解状況や不安に感じる事、«再開後の運転制限の有無などにっいて明らカ、にしたため報告する。