熱間芯出しによる内張り耐火物の損傷改善

摘要

ロータリーキルンは円筒状のシェルを複数のタイヤで支持する構造となっており，各支持部（支点）において回転芯は直線状に位置させる（芯が通った状態）必要がある。キルンの回転芯が直線からずれると，特定の箇所に応力が集中するためシェルの曲がりや歪みが大きくなり，内張り耐火物にかかる機械的応力が増大しれhが寿命が短くなる。回転芯のずれはタイヤ·ローラー表面やタイヤ下ライナーの摩粗支点基礎の地盤沈下，および誤ったローラー調整等により生じることからフ定期的に予防保全として現状のキルン回転芯を把握し適正な範囲に保つことは，耐火物の寿命を適正化しキルンを安定稼働することに繋がる。