高速道路を走行する電気自動車向け情報提供アプリケーション:EV 充電ナビシステムの開発と実証実験

摘要

電気自動車(Electric Vehicle: EV)は、近年急速な広がりを見せており、IEA (International Energy Agency)の調査によれば、2017 年末における世界のEV 販売台数は200 万台を突破したところである。しかしながら、現在のEV は航続可能距離がガソリン車よりも短く、長距離移動の場合、多くのEV ドライバーは「電欠 (バッテリー切れ)」の不安を抱えて走行しているのが実情である。また、日本の8 割以上のドライバーが、長距離移動において高速道路を利用する傾向があるため、社会的には高速道路での「電欠」による渋滞や事故の誘発の可能性も心配される。