日本語の韻律におけるダウントレンド：秋田方言話者と東京方言話者を比較して

摘要

現在の日本語教育では、コミュニケーションを重視した音声教育が重要視され、日本語学習者が自然な発音で話すためには、アクセント?イントネーションなどの韻律習得が必要であるとされている。アクセント、イントネーションの習得研究は別々に調査されることが多い。しかし、その両者が互いに影響し合って実現されることを考えると、文単位の産出に関わる要素を総合的に捉える必要もある。