大断面?超近接シールド掘進に伴う片側併設影響と両側併設影響の比較

摘要

阪神高速道路大和川線(以下，大和川線)は，4 号湾岸線と14 号松原線を結ぶ延長約9.7[km]の自動車専用道路である．この内，大阪府が施工する大和川線シールドトンネルは，セグメント外径D＝12.30[m](シールド外径：12.54[m])，最小離隔約1.1[m](≒0.09×D)の大断面かつ超近接，長距離の併設施工となる．特に，４連併設断面では，近接度が高く，トンネル径が異なることが特徴的である．ここでは，掘削順序の関係から片側併設や両側併設施工になる時期があるが，各先行トンネル覆工に与える影響の差異に着目して示すものである．