ゼオライト転換法によるCHA型ゼオライトの粒子形状と熱水安定性－構造規定剤の影響－

摘要

ゼオライトは水熱合成によって合成されるため熱水条件下で不安定という欠点を持つ。近年、構造規定剤（SDA）としてBenziltrimethylammonium hydroxide（btm）を用いてフォージャサイト型ゼオライト（FAU）からゼオライト転換法によりチャバサイト型ゼオライト（CHA）が合成できることが報告され、N,N,N-trimethyl-l-adamant-ammonium hydroxide（ada）をSDAとして非晶質原料から合成したCHAよりも耐熱性、耐酸性に優れていることが報告されている。