(P74-P0053)真空圧延接合法により作製したアルミニウム/銅クラッド材の接合部強さおよび微細組織

摘要

Al およびCu を接合することにより、導体などの電気部品の重量およびコストを低減することが可能となる。しかしながら、Al とCu の接合においては金属間化合物を形成しやすく、十分な接合部強さが得られない。Al およびCu の接合には摩擦圧接、爆着、拡散接合など種々の接合法が利用されているが、本研究では真空圧延接合法に着目した。真空圧延接合法では接合雰囲気が真空である上に接合時間が短いため、金属間化合物の形成を抑制することが可能となる。本研究では真空圧延接合法を用いて、A1050/C1020 クラッド材の作製を行った。そして、得られたクラッド材の接合性に及ぼす接合条件の影響について検討した。