(92-0456)液体急冷の凝固プロセスから予測される電子ビーム積層造形の溶融凝固プロセス

摘要

積層造形材の組織予測は、力学的特性の予測を予測するために重要である。このときの予測に役立つのが凝固マップである。凝固マップによれば凝固速度と温度勾配から等軸晶及び柱状晶の形成を予測することが可能である [図１]。凝固マップ作成において、凝固シミュレーションによる凝固速度と温度勾配および冷却速度の算出が必須で、そこに実際の凝固経過を測定した実験データを加味することで、算出結果の精度を上げることができる。そこで、本研究は、積層造形一層分の組織と同等の材料を作製できる液体急冷法における凝固プロセスを、凝固マップを通して、電子ビーム積層造形における凝固プロセスを予測することを目的とする。