近年のエアフィルタへの高度な要求(更なる低圧損。高効率)において、ナノファイバろ材が注目されている。ナノファイバとは、通常、繊維径が1 mu m以下の繊維のことで、ろ材の繊維径をナノスケール化することより、さえぎりや拡散による粒子捕集を促進し、同時に繊維表面でのすべり流れよる圧力損失の低減が期待できるため、これまでのない高性能フィルタが実現できると考えられている。そこで、本研究では、数十から数百nmのナノファイバが作成できるとして近年注目されている静電紡糸法を用いてナノファイバろ材を作成し、その粒子捕集性能を評価するとともに、ナノファイバろ材の内部構造が粒子捕集性能に及ぼす影響について検討を行った。
展开▼