自動走行システムによる事故低減詳細効果を評価するためのシミュレーション技術の開発－追従·追突場面の効果評価のためのシミュレーション機能の実装

摘要

本研究では，自動走行システムの早期の実用化·普及促進のため，システム導入による交通事故低減効果を予測するシミュレーション技術を開発し，その効果を定量的に示すことが目的である．日本における交通事故件数が最も多い追突場面，死亡者数が最も多い歩行者横断場面，死亡事故率が最も高い車線逸脱場面を自動走行システムの効果を定量的に評価する対象として選定し，各事故に特有のドライバのエラーの模擬方法およびシステムの有無による効果を比較する評価方法を検討する．