“伝える”コミュニケーションと演劇: 音読と朗読の違いから学ぶコミュニケーションのあり方

摘要

演じることは多くの人にとって無縁なものと考えられがちであるが，日常生活での他者との関わりにける物の考え方と似ていると考えている．また昨今の若者の問題であるコミュニケーション能力の低下においても“演じ”“伝える”という観点から演劇というものが大きな影響力があると考える．本研究では音読と朗読の2つの発話法を利用し，“考え演じ”“伝える思い”の重要さ，また何が必要であるかを科学的かつ客観的に証明する．