ヨーガ療法アセスメントのための失自然社会感覚尺度の開発

摘要

ヨーガ療法は統合医療の大きな技法の1つであり、近年では、医療分野での普及が拡がっている。これに伴い、ヨーガ療法アセスメント（以下YTA)システムの開発が急務となっているが、アセスメントを行う上での客観的指標が未だ不十分な段階である。海外では、類似のツールとしてDasa, D. G.(1999)の"THE VEDIC PERSONALITY INVENTORY"やDas，R.C.(1991)の"GITAINVENTORY"などが散見されるが、ヨーガ療法で重視される認知の機能の一部の特徴を把握するための数量化された質問紙は皆無である。ヨーガ療法は、現代心身医学の心身相関に酷似する病理論を有しており、そこに認知機能の一部の働きが重要な影響を与えている。