空力パラメ一夕推定における最適入力の検討

摘要

航空機の性能計算，操縦および突風応答特性の検討, 制御系の設計等において航空機の空力特性は必要不可 欠な要素である.一般に，航空機の開発前段階におけ る空力特性の推定は機体形状等からの理論計算や，風 洞試験などにより行う.しカゝし，実際の航空機が有す る空力特性が風洞試験等により得られたそれと同じと は限らず，また，性能向上のための微小な形状変更が 行われる場合もある.した力《つて，実際のフライトデー タから空力特性を推定することは非常に重要である .これらの推定を行うにあたってその推定の良し悪 しは観測するデータに大きく依存する.故に，限ら れたフライト回数の中で最も効率良く推定を行うには， 推定に適した最適な入力を印加し，質の良い観測デー タを取得する必要がある.