コアティースの局部成形によるステータ成形法の基礎検討 (回転電機ステータコアの成形法の研究 第1報)

摘要

近年，地球温暖化防止を目的とした温室効果ガス排出量削減の社会的要請から，排気ガスを低減する効率的なエネルギーの利用が強く求められている．本研究の回転電機の分野では高効率化を図ることで，CO_2 排出量削減に貢献する．本研究では回転電機の高効率化を目的として，太線コイルの挿入で高占積率化を図るステータの成形法を開発中である．本成形法は，予め整列巻線した太線コイルをオープンスロットのコアへ内周面側から挿入し，コアのティース先端を成形して，電磁気特性がよいセミクローズドスロット構造とするものである．本発表では，開き成形前のコア形状の設計手法と，本成形法によるステータの試作結果について報告する．