大学生主催による環境を考えたものづくりシステムの構築

摘要

金属や加工技術に関する研究をする大学生が集まって“鋳造クラブ”を結成し，金属やものづくりの楽しさを児童に伝える活動を平成12 年から続けている．結成当初は，クラブの名前どおり，鋳造によるメダル作りや風鈴の製作など行っていたが，ここ数年，鋳造の他に機械加工を取り入れた空き缶ウンドカー，オリジナルマグネットプレート製作なども実施している．上述の活動を通して，メンバーの中から“環境を考えるものづくりができないか？”との意見が出され，環境問題を考える“エコものづくり教室プログラム”の創出の検討を開始した．本報告では，鋳造クラブの活動内容および考案した“エコものづくり教室”の全体像と我々の取組の姿勢について調査した結果を報告する．