塩害環境下に曝されたRCスラブの曲げ耐力に関する劣化予測とその妥当性の検証

摘要

本研究では、まず、既往の研究に基づき、塩害環境下に供鼎されていたRCスラブを対象に、その環境条件や部材特性に対応した曲げ耐力に関する劣化予測、すわなち、「曲げ耐力と供用年数との関係（劣化曲線）」を求めた。続いて、劣化予測結果の妥当性を検証するため、劣化曲線から求めた供用年数が約34年のときの曲げ耐力と、供用後約34年が経過した際にスラブの載荷試験により曲げ耐力の実測を行なった既往の研究データとの比較を行なった。