持続的再生産可能天然資源としての竹の可能性

摘要

地球温暖化防止の観点から、持続的再生産可能天然資源への転換が喫緊の課題である。そのため、石油を原料とする化学繊維に代わり、ジュートやケナフなど植物系繊維の利用が進みつつある。しかし、これらの資源の大量消費は耕作地の減少など、新たな環境問題を引き起こす恐れがある。また、バイオエタノールやPLAブームによりサトウキビの供給逼迫、小麦からと一もろこしへの転換が進み、食料価格の高騰するのと同じ問題を起こす。