趣味としてのつくばチャレンジ軽量、イージーコンストラクションのつくばチャレンジロボットをさぐる

摘要

我が国の本格的な屋外型ロボット競技、第1回つくばチャレンジが2007年11月に行われる。競技の屋内型から屋外型への転換は人間の生活空間に近い所にロボットを置くことになり、ロボットのさまざまな問題点を多くの人に鮮明に提起することになるであろう。また実用的なロボットの技術開発ターゲットを絞り込むことにも役立つ。ここではこの有意義な競技（チャレンジ）に多くの技術分野の人が参加できるよう「趣味としてのつくばチャレンジロボット」観点から取り上げた。普及させるには「お金がかからない」「持ち運びが楽だ」の要素が重要でそれぞれ50万円以下、10kg以下を目標としている。それらを勘案してラジコンカーを転用したロボットを提案し、競技人口の裾野を広げるための一助としたい。なおロボットシステムを提案するにあたり今回のレギュレーションを満足させるのみならず将来を見据えた柔軟性を兼ね備えたものとして考える。