人間知と人工知が円滑に相互作用するための情報空間機能設計に関する研究

摘要

家庭や交響施設などにおける一般の人を対象としたサービスロボットが提案·開発されている．このような人間と共生するロボットは刻一刻と変化する環境の情報を認識し，適切にサービスを提供しなければならない．これまでのロボット研究ではロボット単体に知識を埋め込むことで高機能化を目指してきた．また実世界で行動するために必要な実世界の多様な知識を記述しきれず，実用的なロボットや知能システムを実現するに至っていない．空間知では、RTミドルウェア化の手法を中心として環境構造化を発展させ、空間に分散的にハードウェアに依存しない汎用的な知識を配置し、安価でシンプルな（ロボットなどの）人工物を用いて空間全体が機能的に人を支援する新たなシステムアーキテクチャの実現を試みる。